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導入
令和7年11月の調剤医療費に関する最新の集計結果が、厚生労働省より公表されました。
本日は、この公表資料から明らかになった調剤医療費の全体的な傾向をお伝えします。
あわせて、薬効分類別の詳細や後発医薬品の使用状況についても、事実関係を簡潔にまとめました。
令和7年度 11 月の調剤医療費(電算処理分に限る。以下同じ。)は 7,033 億円(伸び率(対前年度同期比。以下同じ)+1.9%)で、処方箋1枚当たり調剤医療費は 9,541円(伸び率+4.4%)であった。
(概要.pdf, Page 1)
主要な論点1:調剤医療費の総額と都道府県別の動向
令和7年11月の調剤医療費の総額は、7,033億円となりました。
これは対前年度同期比で1.9%の増加を示しています。
処方箋1枚当たりの調剤医療費は9,541円となり、4.4%増加しました。
調剤医療費の内訳を見ますと、技術料が1,961億円、薬剤料が5,058億円となっています。
技術料は0.0%の微減でしたが、薬剤料は2.7%増加しました。
薬剤料のうち、後発医薬品が占める割合は938億円で、こちらは6.6%減少しています。
処方箋1枚当たり調剤医療費を都道府県別に見ると、全国平均は9,541円でした。
最も高かったのは高知県の11,674円で、最も低かったのは佐賀県の8,562円となっています。
対前年度同期比の伸び率で比較すると、最も高かったのは和歌山県の7.0%増でした。
逆に最も低かったのは島根県で、1.7%の増加にとどまっています。
地域によって調剤医療費の動向に明確な違いがあることが確認できます。
処方箋 1 枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では 9,541 円(伸び率+4.4%)で、最も高かったのは高知県(11,674 円(伸び率+6.7%))、最も低かったのは佐賀県(8,562 円(伸び率+5.8%))であった。
(概要.pdf, Page 1)
主要な論点2:内服薬の薬剤料と年齢階級別の傾向
次に、薬剤料の多くを占める内服薬の動向についてお伝えします。
処方箋1枚当たりの内服薬薬剤料は5,225円でした。
対前年度同期比で3.2%の増加となっています。
これを3つの要素に分解すると、処方箋1枚当たり薬剤種類数は2.86種類でした。
1種類当たり投薬日数は26.6日、1種類1日当たり薬剤料は69円という結果が出ています。
薬効大分類別に見ると、内服薬の薬剤料総額が最も高かったのは「その他の代謝性医薬品」で722億円でした。
一方で、対前年度同期差での伸び幅が最も高かったのは「化学療法剤」で、59億円の増加を示しています。
内服薬の総額順位を年齢階級別に見ると、特徴的な傾向が確認できます。
0歳以上5歳未満の層では、アレルギー用薬が総額の1位となりました。
5歳以上15歳未満の層でも、同様にアレルギー用薬が最も多くなっています。
一方、15歳以上のすべての年齢層においては、「その他の代謝性医薬品」が総額1位を占めました。
高齢になるにつれて、循環器官用薬や腫瘍用薬の占める割合が高くなる傾向が見られます。
内服薬の薬剤料 3,851 億円(伸び幅(対前年度同期差。以下同じ。)+30 億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは39 その他の代謝性医薬品の722 億円(伸び幅▲19 億円)で、伸び幅が最も高かったのは 62 化学療法剤の+59 億円(総額 226 億円)であった。
(概要.pdf, Page 1)
主要な論点3:後発医薬品の使用状況と選定療養の影響
後発医薬品の使用状況についても、重要なデータが示されています。
新指標による数量ベースでの後発医薬品割合は、91.8%に達しました。
これは対前年度同期差で1.2%のプラスとなっています。
薬剤料ベースでの割合は78.9%となり、2.2%増加しました。
一方で、後発品調剤率は82.0%となり、1.4%減少しています。
後発医薬品の割合を年齢階級別に見ると、薬剤料ベースで最も高かったのは100歳以上の87.3%でした。
逆に最も低かったのは、10歳以上15歳未満の70.6%となっています。
数量ベースでは、0歳以上5歳未満が94.0%で最も高い割合を示しました。
都道府県別に見ると、数量ベースでの割合が最も高かったのは沖縄県の94.7%です。
最も低かったのは徳島県の89.4%となっています。
なお、令和6年10月より導入された選定療養の仕組みに伴う「特別の料金」は、今回の薬剤料の集計には含まれていません。
表 I-3、表 I-4、表Ⅳ-4:調剤報酬明細書の「薬剤料」欄に記録された薬剤料点数(薬剤料減算に該当する場合は、減算後の点数)に 10 を乗じたものをいう。なお、長期収載品(後発医薬品のある先発医薬品)の調剤について、令和6年 10 月より導入された選定療養の仕組みに伴い生じた「特別の料金」は含まない。
(用語の解説.pdf, Page 1)
結び
今回の集計結果から、調剤医療費全体が緩やかな増加傾向にあることが確認されました。
また、後発医薬品の数量シェアは引き続き高い水準を維持しています。
今後は、新たに導入された選定療養の仕組みが、長期的な医療費や患者の行動にどのような影響を与えるか、引き続き注視していく必要があります。
次回の動向調査の発表にも注目が集まります。
分析対象レセプトの特徴
○審査支払機関(社会保険診療報酬支払基金及び国民健康保険団体連合会)において、レセプト電算処理システムで処理された調剤報酬明細書のデータを分析対象としている。
(印刷用のPDFファイルのダウンロードはこちらから.pdf, Page 3)
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本記事は生成AI(NotebookLM)を使用して執筆しております。

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