私は繊細であると言われることもあるが、大雑把であったり、図太くもある。寒い冬が好きだからといって、暑い夏が嫌いなわけではない。人は、相反する曖昧さを持っていると思う。
好きな人と、意見が合わない部分があっても、それは一部であり全てではない。でも、馬が合わない相手の善行を目撃したところで、好きまで昇格することは決してないので、都合がいい私である。
生きていたら退屈なことばかりでもなくて、予期しないことが起こったり、願いが叶ったり、たまにどん底に堕ちてみたり、すくわれたり。
もう終わってしまってもいいかもと思ったこの世界で、まだまだ知りたいことがあり、生きたいと思うことができるこの世界がたまらなく嫌いで、たまらなく好きである。
てくてく通信 2025年7月30日号掲載



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