動物が好きな人になってみて、無条件で悪い人ではないと認定されたい人生だった。私は動物が怖い。そんな私は、サバンナの弱肉強食社会の映像は興味深く見ることができる。もう滅茶苦茶だ。なぜだろう。リアルであり、それなのにどこか非現実のように思えるからだろうか。私は、なぜ人間がペットとして動物を飼うのかも、まだわからない。自然界の動物は人間のいない世界で生きている。人間に慣れた動物は、人間に可愛がられることを知っている。もしかすると、動物に対して可愛さや癒しなど、何も求めない私は、動物から何かを求められることが嫌なのかもしれない。食べ物がもらえる、構ってもらえるなど。自分の動物に対しての言語化が少し前進したものの、なぜ怖いのかにはなかなか辿り着けない。いつかその理由を判明させたい。
てくてく通信 2025年7月2日号掲載

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