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令和8年4月8日、中央社会保険医療協議会、通称中医協の第649回総会が開催されました。
本日の会議では、次期診療報酬改定や新たな医療技術の保険適用に向けた重要な議論が交わされました。
特に注目される議題として、医療機関の経営状況を把握するための臨時調査の実施案が示されました。
また、条件付きで承認された再生医療等製品の保険適用や、DPC制度の現状と見直しについても具体的な報告が行われています。
中央社会保険医療協議会 総会(第 649 回)議事次第
令和8年4月8日(水)
10:00~
議 題
○令和8年度診療報酬改定における臨時的なDPC準備病院の募集について
○調査実施小委員会からの報告について
○答申書付帯意見に関する事項の検討の進め方について
○再生医療等製品の医療保険上の取扱いについて
(議事次第.pdf, Page 1)
続いて、本日の主要な論点を3つに絞ってお伝えします。
最初の論点は、医療機関等の経営状況に係る臨時調査の実施についてです。
令和8年度の診療報酬改定において、賃上げや物価高騰への対応が行われました。
これらの改定による影響や、実際の経済・物価の動向を踏まえた経営状況を正確に把握するため、臨時調査が実施されます。
調査の対象は、全国の病院、一般診療所、歯科診療所、および一定規模以上の保険薬局となります。
調査対象期間は、令和7年6月から9月までと、令和8年6月から9月までの2つの期間が設定されています。
令和8年度医療機関等の経営状況に係る臨時調査の実施案
令和8年度医療機関等の経営状況に係る臨時調査については、医療経済実態調査をベースとしつつ、次の基本的な考え方に沿って実施する。
1 調査日程及び調査対象時期
(2)調査対象時期
令和7年6月から9月まで、令和8年6月から9月までの2期間とする。
2 調査対象及び抽出率
(1)調査対象
社会保険による診療・調剤を行っている全国の病院、一般診療所、歯科診療所及び1月間の調剤報酬明細書の取扱件数が 300 件以上の保険薬局を対象とする。
(総-9-2令和8年度医療機関等の経営状況に係る臨時調査の実施(案).pdf, Page 1)
2つ目の論点は、再生医療等製品の医療保険上の取り扱いについてです。
今回、条件及び期限付き承認を受けた複数の再生医療等製品について、保険適用の考え方が示されました。
具体的には、重症心不全の治療に用いるヒトiPS細胞由来心筋細胞シートの「リハート」などが対象として挙げられています。
これらの製品は、薬事承認の結果を踏まえ、医薬品の例により算定するか、医療機器の例により算定するかが判断されます。
「リハート」については、既存の医療機器と類似した使用方法であることから、医療機器の例により対応する案が示されました。
再生医療等製品の医療保険上の取扱いについて(一覧)
〇保険収載を希望する旨の申出がなされている品目は以下のとおり。
1 リハート
ヒト(同種)iPS 細胞由来心筋細胞シート
クオリプス株式会社
薬物治療や侵襲的治療を含む標準治療で効果不十分な虚血性心筋症による重症心不全の治療
令和8年3月6日(条件及び期限付き承認)
医療機器
(総-11-1再生医療等製品の医療保険上の取扱いについて(一覧).pdf, Page 1)
医療保険上の取扱い(案)
本品は、心臓表面に直接貼付することで、本品から分泌されるサイトカイン等の効果により心筋の状態が改善した結果、心機能・運動耐容能の改善・維持が期待される。
開胸手術により心臓表面に直接貼付する既存の医療機器と類似した使用方法であることを踏まえ、医療機器の例により対応することとし、保険医療材料等専門組織において償還価格について検討し、中央社会保険医療協議会総会において材料価格基準への収載について審議することとしてはどうか。
(総-11-3再生医療等製品の取扱いについて(リハート).pdf, Page 2)
3つ目の論点は、令和8年度改定を踏まえたDPCおよびPDPSの現況と見直しについてです。
令和8年6月時点でのDPC対象病院の数は1,685病院となり、前回改定時と比較して減少する見込みであることが報告されました。
一方で、DPC準備病院は252病院へと増加する見込みです。
また、医療機関別係数の見直しとして、DPC標準病院群のうち、救急車等による搬送入院患者数などの要件を満たす医療機関と、それ以外の医療機関で基礎係数の評価を区別することとされました。
さらに、診断群分類点数表についても、平均在院日数の実態を踏まえ、入院期間Ⅱの設定方法などが見直されています。
令和8年度改定を踏まえた DPC/PDPS の現況について
Ⅰ.DPC/PDPS の現況
1 病院の規模
(1)病院数
○ 令和8年6月時点で、DPC 対象病院の数は 1,685 病院(前年度-76)、DPC 準備病院の数は 252(前年度+24)となる見込み(※)。
(総-7令和8年度改定を踏まえたDPCPDPSの現況.pdf, Page 1)
Ⅱ.令和8年度改定における対応
1 医療機関別係数の見直し
(1)基礎係数(医療機関群)
DPC 標準病院群のうち、救急車等による搬送により入院した患者数や、全身麻酔による手術件数等に係る基準に基づき、これらの基準を満たす医療機関については、それ以外の医療機関と基礎係数の評価を区別した。
(総-7令和8年度改定を踏まえたDPCPDPSの現況.pdf, Page 2)
最後に、今後のスケジュールと注視すべき点についてお伝えします。
本日の総会では、令和8年度診療報酬改定の答申書附帯意見に関する検討の進め方も示されました。
賃上げに係る評価や、物価対応に係る評価などについて、今後、各分科会等で調査や検証が進められます。
特に、今回決定された臨時調査の結果は、次期改定や今後の政策判断に大きな影響を与えることが予想されます。
医療現場の実態がどのようにデータとして現れ、それがどのように制度へ反映されていくのか、引き続き議論の行方が注目されます。
答申書附帯意見に関する事項の検討の進め方について(案)
○ 令和8年度診療報酬改定の答申書附帯意見については、調査検証や、検討を行う必要がある。
別添のとおり、それぞれの検討の場において、令和8年度診療報酬改定の影響の検証とともに、次期診療報酬改定に向けて、調査及び必要な検討に入ることとしてはどうか。
(総-10答申書附帯意見に関する事項等の検討の進め方について.pdf, Page 1)
別添
答申書附帯意見
2 物価対応に係る評価について、医療機関等の経営状況等を把握した上で、実際の経済・物価の動向を踏まえて必要な場合には、令和9年度における更なる対応について検討すること。
3 賃上げに係る評価について、40 歳未満の勤務医師・勤務歯科医師・薬局の勤務薬剤師、事務職員、歯科技工士等を含む幅広い医療関係職種において賃上げが適切に実施されているか、実態を迅速かつ詳細に把握した上で、医療機関等の経営状況及び実際の経済・物価の動向を踏まえて必要な場合には、令和9年度における更なる対応について検討すること。
(総-10答申書附帯意見に関する事項等の検討の進め方について.pdf, Page 2)
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本記事は生成AI(NotebookLM)を使用して執筆しております。

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