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令和8年4月23日に開催された、第26回新型インフルエンザ対策に関する小委員会の概要をお伝えします。
今回の会議では、プレパンデミックワクチンの今後の備蓄の種類について議論が行われました。
近年、世界的に感染が拡大している高病原性鳥インフルエンザウイルスへの対応が焦点となっています。
新型インフルエンザ等対策政府行動計画に基づき、有事に備えたワクチン原液の製造および備蓄を進めるための重要な会議です。
会議の配布資料から、現状の評価と今後の具体的な備蓄方針について確認していきます。
国は、パンデミックワクチンの開発・製造には発生後に一定の時間がかかるため、新型インフルエンザについては、それまでの間の対応として、医療従事者や国民生活及び社会経済活動の安定に寄与する業務に従事する者等に対し、感染対策の一つとして、プレパンデミックワクチンの接種を行えるよう、その原液の製造及び備蓄(一部は製剤化)を進める。
(参考資料1 プレパンデミックワクチンの今後の備蓄の種類について(2026).pdf, Page 2)
主要な論点と合意事項について、3つのポイントに分けてお伝えします。
1点目は、世界的な鳥インフルエンザウイルス(H5N1)の感染拡大と哺乳類への影響についてです。
2021年以降、H5N1を中心とした高病原性鳥インフルエンザウイルスが、世界的な感染拡大を見せています。
かつては鳥類が中心でしたが、近年は鳥類以外の哺乳動物でも感染事例が多数報告されるようになりました。
国内においても、キツネやタヌキなどの野生哺乳類からH5N1の感染事例が初めて確認されています。
また、2024年3月以降には、米国において乳牛におけるH5N1の感染が確認されました。
2021-2022年シーズン以降、世界的にH5N1が鳥類で流行しており、鳥類以外の哺乳動物でも感染事例が報告されている。
(資料1 プレパンデミックワクチンの今後の備蓄の種類について(2026).pdf, Page 4)
また、2024年3月以降、米国において乳牛におけるH5N1の感染が確認されている。
(資料1 プレパンデミックワクチンの今後の備蓄の種類について(2026).pdf, Page 4)
2点目は、ヒトへの感染リスクの現状評価についてです。
これまでのところ、国内で明らかなヒトへの感染例の報告はありません。
国立健康危機管理研究機構のリスクアセスメントによると、現時点で効率的なヒトからヒトへの感染を示す証拠はないとされています。
そのため、直ちにヒトでのパンデミックに至る可能性は低いと評価されています。
しかしながら、世界的に鳥類や哺乳類での感染例が多数報告されており、ヒトへの曝露機会は増加しています。
動物で感染が拡大する中で、ウイルスにアミノ酸変異が蓄積し、ヒトへの感染性がより高くなったウイルスが今後出現する可能性は否定できません。
HPAIV(H5N1)は効率的にヒトからヒトへ感染する能力を獲得しておらず、現時点ではヒトでのパンデミックに至る可能性は低い。
(資料1 プレパンデミックワクチンの今後の備蓄の種類について(2026).pdf, Page 7)
ただし、動物で感染が拡大する中でアミノ酸変異が蓄積して、ヒトへの感染性がより高くなったウイルスが今後出現する可能性は否定できないことから、引き続き動物での発生動向を監視する必要がある。
(資料1 プレパンデミックワクチンの今後の備蓄の種類について(2026).pdf, Page 7)
3点目は、新たなワクチン備蓄株の選定についてです。
ワクチンの備蓄方針は、近年の疫学的な状況やパンデミック発生の危険性など、4つの視点を踏まえて総合的に判断されます。
現在、世界的に流行しているウイルスの系統は「Clade2.3.4.4b」に属しています。
この系統に対して抗原性が確認された株の中から、新たな候補株が選定されました。
具体的には、「A/Ezo red fox/Hokkaido/1/2022(NIID-002)」をプレパンデミックワクチンのワクチン候補株とすることが提案されました。
この株は、抗原性や安全性において適格性があると評価されています。
ワクチン株の選定における4つの視点(①近年の鳥インフルエンザ発生の疫学的な状況、②パンデミック発生の危険性、③パンデミックが発生した際の社会への影響、④発生しているウイルスとワクチン株の抗原性)を踏まえ、世界的に流行をしているClade2.3.4.4bに対して抗原性が確認されたA/Ezo red fox/Hokkaido/1/2022(NIID-002)をプレパンデミックワクチンのワクチン候補株としてはどうか。
(資料1 プレパンデミックワクチンの今後の備蓄の種類について(2026).pdf, Page 8)
抗原性、安全性又はワクチン候補株としての適格性において、A/Ezo red fox/Hokkaido/1/2022(NIID-002)を上回ると評価された株は、現時点で確認されていない。
(資料1 プレパンデミックワクチンの今後の備蓄の種類について(2026).pdf, Page 8)
最後に、今後のスケジュールや注視すべき点についてお伝えします。
次年度以降に備蓄するワクチン株の変更についても、方針が示されています。
令和9年度以降の対応については、引き続き企業での製造可能性を含めて検討が行われます。
最新の科学的知見を踏まえながら、ウイルスの変異状況に応じて備蓄株の見直しが逐次進められる予定です。
動物での感染動向を継続して監視しつつ、パンデミック発生時に迅速にワクチンを導入するための準備が求められます。
令和9年度以降、備蓄するワクチン株の変更については、引き続き、企業での製造可能性を含め、最新の知見を踏まえて検討を行っていくこととしてはどうか。
(資料1 プレパンデミックワクチンの今後の備蓄の種類について(2026).pdf, Page 8)
厚生労働省は、JIHSからの科学的知見を基に、ウイルスの変異等の状況や、分離株の最新の入手状況に応じてワクチン製造用候補株の見直しを逐次検討し、その結果に即して製造を行うとともに、プレパンデミックワクチンの製造に必要な分離株の弱毒化やこれに関連する品質管理等を国内で実施することのできる体制の充実を図る。
(参考資料1 プレパンデミックワクチンの今後の備蓄の種類について(2026).pdf, Page 2)
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本記事は生成AI(NotebookLM)を使用して執筆しております。

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