今回は私の気持ちがとても楽になった書籍をご紹介したい。「怠惰なんて存在しない」である。
私は作業と作業の間にSNS(FacebookやXなど)をよく眺めてしまう。すると「自分はなんて怠け者で、生産性が低いんだろう、もっと頑張らねば」と嘆くことが多かった(未だに多い)。この本では「怠惰のウソ」と表現して人々が怠惰だと考えていたことが、実はそうではないよ、という新たな視点を教えてくれる。本書籍で言及されている「怠惰のウソ」とは3点ある。

①人の価値は生産性で測られる
できる人ほどこう考えてしまう気がする。いかに高い生産性を作るかを重要視してしまう。私もこの思考だからこそ、冒頭のSNSを見ている時に自分を責めていたのだろう。

②自分の限界を疑え
これもありがちである。疲れが感じなくなるまで自分を追い込んだ時の、精神がホッとする感覚は誰しもが持っているのではないだろうか(私だけ?)。

③もっとできることがあるはずだ
私は一時期、社会の役に立たねば、という強迫観念に近いものを持っていた(今はそんなことはない)。もっと穏やかに、そして自由に生きていいのだと気がついて、かなり気が楽になった。
この本を読んで、人生は長期戦だし、ゆっくり自由に私のペースで生きていけばいいのだと思えるようになった。忙しいみなさんに、ぜひ読んでいただきたいと思う。
「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論
デヴォン・プライス (著), 佐々木寛子 (翻訳)
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記事を書いたのは…

部長(ぶちょう)

職業:フリーランスの自由人。東大院生をしてたり、大学以外で研究してたり。たまに薬剤師してたりもします。
ひとこと
はじめまして。てくてく放送部の部長です。最後までお読みくださりありがとうございます。
忙しい日常の中で「あなたのほっと一息」にご一緒できたらとても嬉しいです。
末永くお付き合いください。
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