みなさんは「あれもこれもやりたくて、結局どれも中途半端にしか手がつかなくなってしまう」ことはないだろうか。私はある。
そもそも多動気質だからというのも関係しているかもしれない。挑戦し、行動を始めると、色々な仕事や機会のお誘いをいただく。基本的には断らない。ありがたいことではあるが、全てを引き受けていては、自分のリソースが持たない。取捨選択が必要である。

そんな時に読んだのがこの「ロングゲーム」である。
この本の一番の主題は「人生を長期的に考えて選択する」ということである。もっと具体的に言うと、100%自分の人生にマッチしなければ、その機会は受けずに人生の余白として残しておく、ということだ。

例えば私の話であれば、「人の健康を守る、に携わる」ということにマッチするだろうか?と自問自答することだ。微妙にマッチすることは多々あるのだが、絶妙にマッチする(絶対にこれやりたい!)ということは少ない。ということは大多数の仕事・機会は受けない方がいいのだ。余白として残しておいた方がいい。

これによって堂々と自信を持って断ることができるようになった。「これは合わない。次。」と機械的に判断ができる。断る勇気など持たなくてもよい。

選択と集中の考え方は自分の持てるリソースで成果を発揮するためには必要不可欠である。大変有用な書籍であった。よかったらぜひ読んでみてください。
ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために
ドリー・クラーク (著), 桜田直美 (翻訳)
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記事を書いたのは…

部長(ぶちょう)

職業:フリーランスの自由人。東大院生をしてたり、大学以外で研究してたり。たまに薬剤師してたりもします。
ひとこと
はじめまして。てくてく放送部の部長です。最後までお読みくださりありがとうございます。
忙しい日常の中で「あなたのほっと一息」にご一緒できたらとても嬉しいです。
末永くお付き合いください。
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