地理が好きである。地図を眺めるのも好きだし、地理データを眺めるのも好きである。
その場に行くのも言わずもがな。楽しい。PodcastのMap回では必ず「人口密度」の話をしている。そんな私にとって垂涎の本がこの「データで見る県勢」である。この本は各都道府県、あるいは各市区町村の地理データがたくさん掲載されている。私は特に人口動態のデータが好きである。これを見ていると話に聞く印象と実データが乖離していることに気づく。

私の事例では、この本から高齢者数(割合ではなく)の推移予測を算出してみた。高齢化率(割合)で見ると見えてこない事実がわかったりするものである。驚いたのは多くの都道府県では高齢者数は減少していくのに対して、東京都は2050年に向けて高齢者数が増加するということだ。割合で見ていたら見落としてしまう事実である(割合はそこまで大きな変化がある感じではなかった)。

このようなデータに基づいて考える資料を提供してくれる本書は有用である。日本の色々なところに行く前に目を通しておくと、実際にその地に行ったときの印象は異なる。少しマニアックな本だが、一読する価値があると思う。よろしければ読んでみてください。
データでみる県勢2025 地域がわかるデータブック
公益財団法人矢野恒太記念会 (著)
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記事を書いたのは…

部長(ぶちょう)

職業:フリーランスの自由人。東大院生をしてたり、大学以外で研究してたり。たまに薬剤師してたりもします。
ひとこと
はじめまして。てくてく放送部の部長です。最後までお読みくださりありがとうございます。
忙しい日常の中で「あなたのほっと一息」にご一緒できたらとても嬉しいです。
末永くお付き合いください。
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